年の初めのアットリーニ

年初めには儀式とばかりにアットリーニのポロコートを引張りだします。(実際は引張りませんよ!)
正月一日は『最上の格好を』というのが自分の中の決め事。普段がゆるゆるなだけにせめて今日くらいはという気持ちです。
このアットリーニのポロコートの持つ構築的なスタイルは現代的と言われるものとは少しかけ離れているのでしょうが、服のあるべき姿というのが再確認出来る身の引き締まる一着です。インナーはニットを合わせ、ボトムはバレンティーニのグレーウール製カーゴパンツ。今日の日のために昨年末に購入した物。足下は神社までの坂道を考えてゴルフのブラウンをチョイス。
さあ、これを着て初詣に出発!
徒歩数分、むむっ、雲行きが怪しい!小雨が降って来た!逃げろー!ソッコー帰宅。再出陣のタイミングを伺いつつ初コーヒーなど啜りながら、ゆったりジャズに浸っております。


サルトリア・アットリーニ時代の一着ですので貴重品!チェサレになってからはシャツしか購入しておりません。


この毛並みでお分かり頂けると思いますがこのコート、実はカシミア100%、ポロコートだとキャメルヘアというのが定番ですが、スポーティーなイメージのコートに極上のファブリックと匠の技でエレガンスが付加された一着。現代日本においてはこのポロコートですらクラシックエレガントな領域のアイテムなのに、「とことんやってやるぜ!」といたかどうかは知りませんが、とことんな一着であることは間違いありません。そんな服作りをするアットリーニは『素敵』です。