『RunKeeper Pro』 今頃になって試してみたら結構良かったよ!

iPhoneが3GSになってから普段のジョギングデータはもちろんnike+で管理しています。それ以前もnanoでデータを録っていました。これに関しては、nike+しか頭に無くAppStoreに並ぶアプリには目もくれませんでした。しかしひょんなことから、というかtwitterのお仲間ttachi氏が『RunKeeper Pro』を購入したとの呟きを目にして、確かiTunesにあったことを思い出し、iPhoneに引張り出してみました。実はこのアプリはストアで期間限定無料の際に手に入れていたのですが、とりあえず落としておこう的な考えで特に欲しかった訳ではありませんでした(勿体ない話です)。


nike+』はお洒落です。使っていても楽しいですし、相応の満足感もあります。しかし不満な点はウェブ上でのデータが扱いにくいこと。データが上手くアップされないこと通算100km分以上。直感的に扱えないデザイン。未だに使いこなせていないのは自らの力不足なのでしょうか?そんな不満はあっても先に書いたように満足感と楽しさがそれらを打ち消してくれていました。そう、この『RunKeeper Pro』を使うまでは......


RunKeeper Pro(1200円)


『RunKeeper Pro』が全てに於いて優れているという訳ではありません。勿論です。アプリのUIに関しては『nike+』の方が単純に好きですし、音声ガイドも日本語対応しているのは『nike+』。しかしGPSを利用して距離計測を行う『RunKeeper Pro』は走行距離精度が高いように思います。これはとても重要です。


nike+』はセンサーの調整をランニング&ウォーキングの2パターンで行います。私の場合は遊歩道の標識を利用して400mで計測調整を行いました。標識が正しく設置されていることが前提ですが、毎日のジョグの中でどうも走行距離のばらつきが気になっておりました。その点もハッキリさせたく昨日はiPhoneで『RunKeeper Pro』を起ち上げ、別にnanoに『nike+』のアダプター差して出かけたのですが、マヌケなことにnanoの方のスタートボタンがきちんと押せていなかったようで、データはゼロ!気を取り直して本日朝ジョグで再チャレンジしてきました。(※本日のデータは最後の方にあります)


起動直後の画面が下2枚。


セッティングページでID&パスワードを入力しますが、ここは合わせてウェブサイトhttp://www.runkeeper.com/のほうも一緒に登録しておきます。


走行系スポーツメニューが豊富に用意されています。ここはもちろんランニングになる訳ですが、スノーボードなんかもあります。(あとでコイツのおかげで折角のデータが.....)


次にiPod内音楽データ内からプレイリストの選択を行います。


音声ガイダンスの設定はここで行います。
これは走行時5分ごとに現在の状況を音声案内してくれる非常に便利な機能です。走行時にいちいち画面確認しなくても済むというのはストレスレスです。もちろんこの機能はオンオフが可能。


これで走る準備が整った訳ですが.....
他の方の状況がどうかは分かりませんが、私の場合、スタート時に上手くGPSをつかんでくれません。
下のようなメッセージが出て何度【Try Again】を試しても同じでした。しかし、【Continue】を押してとりあえずGPSをPoorの状態でスタートボタンを押しても問題なく距離を拾ってくれました。ここは本来、感度が良いとGood,悪いとPoor,失敗しているとFailedと出るようです。マップ上ではちゃんと現在地情報を取得しているのに、一度もGoodが出てスムーズにスタートできた試しがありません。この出だしのところがスムーズならとても取っ付きやすく感じると思います。この一点が少し残念。


で、とりあえず走ってみたのが下のデータ。2つあるのは一度データを切ってしまい途中で再度スタートさせたため。
にしても最初はGPSを捕まえていない状態だったため走行距離は0。それに気付いてやり直したら今度はいつも3キロ程度のコースなのに走行距離は8キロオーバー!これは変です。
これは先の説明にあります『Activity Type』のところでスノーボードにしたままだったため。ウェブ上でこれをランニングに変更できる用になっているのを発見して試してみましたが距離は変わらず。


昨日午後の出走データが下。今度はちゃんと計測できました。


上のデータはヒストリーの項目に格納されます。一番上の2.79kmがそれですが、普段このコースだとnike+では約3km強なんです。今回、走りはじめに少しもたついたので多少のロスはありましたがそれでも200m強の誤差は微妙です。


みんなの知識【ちょっと便利帳】なるサイトにある

[地図上で目的地までの距離を測る] - 距離計測/距離測定 http://www.benricho.org/map_distance/#

で走行経路の距離計測が出来ることを知って初めて自走距離の検証を試みました。結果は『RunKeeper Pro』のデータとほぼ一致。十メートル単位での誤差です。『nike+』の百メートル単位の誤差に比べると明らかに精度に差が見られます。


そして下が今朝行った両者比較のデータです。【RunKeeper Pro】VS【nike+】


走行時間:【27:43】VS【27:39】(許容範囲)
走行距離:【3.68km】VS【3.90km】(220mという微妙な誤差が発生)


下のマップは上の【Show a map】で確認できる走行経路。まずまず正確な部類でしょう。


走ったデータはウェブ上で管理する事になるのですが、これは【RunKeeper Pro】VS【nike+】どちらも同じ、しかし一目瞭然なのはこちら『RunKeeper Pro』の方です。(私の場合)
ウェブ上で走行経路を確認できるというのは思いのほか便利です!これのおかげで今日はこのコース、明日はあのコースと色々頭に思い描くコースが増えてジョギングの楽しさが増すというもの!もちろんこちらのサイトで走行データの一元管理が行え月毎のボリュームを視覚的に確認できたり、一日ごとのデータを確認ということができますので、自身の走りの分析(私自身はそこまで本格的ではありませんが)が可能です。


そしてもう1つの大きなポイントは『twitter』との連携。(実はまだ試しておりません)しかしこの機能はiPhoneとともに行動する身に於いては非常に有用で、しかもとても楽しい!


最後になりましたが、
お仲間hiro45jpさんのブログで『RunKeeper Pro』の紹介がされております。またこの件の他にも非常に参考になる記事が多くとてもお勧めですので合わせてご覧下さい。
【普通のサラリーマンのiPhone日記】http://d.hatena.ne.jp/hiro45jp/20090810/1249916474